五来久美子弁護士を訪ねました

五来さんはS61年卒業のOGです。私が3年の時の1年生です。
卒業後一旦は就職しましたが、一念発起、猛勉強の末に司法試験にみごと合格。
現在は弁護士として活躍しています。

―ゴルフ部での思い出は
私の学年は、女子が私ひとりでした。入部早々にリーグ戦の応援、確か1週間でしたが、

男子部員と同じことをやりましたから、それはもう大変でした。正直まいりました。

キャデイのバイトにもよく行きました。江戸崎CCや鶴舞CCです。川奈ゴルフ場でもキャデイをしました。上下の学年に女子部員が数名いたので、女子リーグ戦には参戦できました。リーグ戦出場はよい経験になりました。もちろん、先輩後輩の体育会的な付き合いも教えられました。いまではそれが大いに役立っています。

―卒業後のことを教えてください
卒業後、大手電機メーカーに就職しました。入ってすぐに「えっ、何かが違う」、このままでいいのかなと感じつつも、せっかく入社した会社ですから何とか頑張ろうと。でも結果的には退職することにしました。悩んだ末の結論でした。入社1年後のことです。この時代は転職というのはあまり一般的ではなく、特に女子には難しいものでした。ではこの先、女性として自立していくにはどうするか、やはり資格を取ることだと考えました。では何の資格か、そう私は「法学部」出身だったんだ。なら司法試験だと思ったわけです。単純な発想でした。学生時代は司法試験なんて考えたこともなかったのですから、今思えば凄い決断ですよね。で、すぐに受験勉強を始めたわけです。家業を手伝いながら、アルバイトもして、日々勉強を続けました。3年後には一次試験に合格しましたが、その後は苦難の連続でした。もうこれで最後にしようと心に決めた10年目についに合格しました。本当にうれしかったです。その後は修習生、弁護士事務所勤務を経て、2012年10月に地元巣鴨の地に、夫(弁護士)と共に「染井さくら法律事務所」を開設し、今年で丸五年になります。

―弁護士としての仕事は
「かかりつけの弁護士」をモットーに、何でも気軽に相談できる身近な弁護士を目指し日々奮闘しています。実は弁護士としての初仕事がゴルフ場の管財団の一員でした。何か不思議な縁を感じます。もちろんゴルフ部での経験が少なからず役立ちました。また同学年で後から入部して、1年くらいで退部してしまった女子部員がいたのですが、彼女はいま弁護士となっています。法廷でたまに顔を合わせます。これも奇妙な縁ですね。

―このごろゴルフはどうです
年に数回のラウンドになっています。もっとやりたいのですが、なかなか時間も取れません。それに、昔のようなスコアが出せないこともあります(笑)。でもまた真剣にやりたいと思っています。


―最後にご主人とのご縁を教えてください。
夫の岩田修一弁護士とは、司法修習生時代の同期です。しかも中央大学法学部出身ということが縁となりました。彼もゴルフが好きで、弁護士仲間とプレーしています。たまには夫婦で一緒にラウンドすることもあります。今後は回数をもっと増やしていくつもりです。


取材後記
司法試験に合格することは並大抵のことではありません。しかも社会に一度出た後の受験です。私も卒業後に一瞬だけ考えたことはありましたが、とても無理だとすぐ気付きました。あらためて、五来さんの努力に敬意を表します。現在は地域に根ざし誰からも慕われる弁護士になっていました。これからの活躍を応援します。OB会のみなさんも、何か困ったことがあれば気軽に染井さくら法律事務所に相談してみてください。岩田弁護士もきさくな方で、もちろん敏腕です。詳しくはHPを見てください。http://somei-sakura.jp/
最後に、五来さん、イケメン弁護士さんとの良縁。「ナイス・バーディ!!」です。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

2017年10月13日